犬の胃捻転(胃拡張・胃捻転症候群:GDV)[2025.11.25]
胃捻転(GDV)とは?
胃が急に大きくふくらみ、さらにねじれてしまう病気です。
胃にガスがたまった状態(胃拡張)が進み、胃が回転すると血流が悪くなり、とても危険な状態になります。
短時間で命に関わることがあるため、急いで病院に行くべき病気です。
どんな犬がなりやすい?
・大型〜超大型犬
・胸が深く細長い体型(いわゆる「深胸」)
・特定の犬種(グレート・デン、ジャーマン・シェパード、スタンダードプードルなど)
ただし、小型犬でも発症がまったくないわけではありません。
ミニチュア・ダックスフンドなどの小型犬でも、まれに胃捻転が起きた症例が報告されています。
➡︎ 「大型犬の病気」と思い込まず、どの犬でも可能性はゼロではないということを知っておくことが大切です。
胃捻転のときに見られる症状
・お腹が急にふくらむ(特に左側)
・吐きたそうにするが吐けない
・落ち着かずウロウロする
・よだれが増える
・呼吸が荒い、苦しそう
・元気がない、ぐったりする
➡︎ 「お腹がふくらむ」+「吐けない」は特に危険サイン。
大型犬でも小型犬でも、これらが見られたらすぐに受診しましょう。
動物病院ではどう診断するの?
・身体検査
・レントゲン検査で胃の位置を確認
胃がねじれているかどうかはレントゲンで判断できます。
治療はどうするの?
診断されたら、ほとんどの場合緊急手術になります。
・ねじれた胃を元に戻す
・再発しにくくするために胃をお腹の壁に固定する手技を行うことが多い
手術前には点滴や痛み止めで状態を整えます。
手術後は?
・数日間の入院が必要
・不整脈などの合併症が起きないかを慎重に観察
・問題がなければ、多くのわんちゃんが普段の生活に戻れます
まとめ
・胃捻転は短時間で命に関わる危険な病気
・大型犬が多いが、小型犬(Mダックスなど)でも発症はあり得る
・「お腹が急にふくらむ」「吐けない」→すぐに受診!
早期に気づくほど助かる可能性は高くなる










































