猫の糖尿病[2025.11.28]
「糖尿病」という病名はよく耳にしますが、猫にも起こる病気だとご存じでしょうか?
特に 8歳以上のシニア猫 に多く、オスはメスの約2倍かかりやすいと言われています。
ここでは、猫の糖尿病について、飼い主さんが知っておきたいポイントを簡潔にまとめてご紹介します。
猫の糖尿病とは?
猫の糖尿病は、人の生活習慣病である「2型糖尿病」によく似ています。
最も大きな原因は “肥満” で、年齢とともに発症しやすくなります。
膵臓から出る「インスリン」の働きが弱くなり、血糖値が高くなってしまう病気です。
こんな症状があるときは注意
初期は気づきにくいことが多く、ゆっくりと体調の変化が出てきます。
早めの受診をおすすめするサイン
・尿の量・回数が増える
・尿がベタつく
・水をたくさん飲む
・蛇口やお風呂の水を飲みたがる
・食べているのに痩せてくる
・後ろ足がふらつく
・ジャンプを失敗する/しなくなる
危険な状態(糖尿病性ケトアシドーシス)
以下の症状がある場合は、緊急対応が必要です。
・ぐったりする
・食べない・水を飲まない
・胃液を吐く
・目が落ちくぼんでいる
・息がツンとした(除光液のような)におい
・毛がバサバサしている
診断方法
猫の糖尿病の診断は比較的シンプルで、次の3つがそろえば確定します。
・糖尿病を疑う症状がある
・2回以上の検査で血糖値が高い
・2回以上の尿検査で尿糖が陽性
診断後は、口内炎・膵炎・膀胱炎・ホルモン異常など、糖尿病を悪化させる他の病気がないかも調べます。
治療方法
基本は「インスリン注射」+「食事管理」
・インスリンを毎日決まった量・時間に注射する
・糖尿病用フードや食事の工夫を組み合わせる
治療を続けていく中で、
約20%の猫はインスリンが不要になる(寛解) こともあります。
また、条件が合えば飲み薬で治療できるケースもあります。
まとめ
・猫の糖尿病は 8歳以上のシニア猫に多い病気
・肥満が最も大きなリスク
・“多飲多尿” は糖尿病の重要なサイン
・悪化すると命に関わる状態になることも
・診断は比較的簡単で、治療は インスリン+食事管理 が中心
・早期に治療すれば、元気に長く生活できる猫が多い
おわりに
糖尿病は自然に治る病気ではありませんが、
早く気づいて適切に治療すれば、その後も元気に暮らせる病気です。
「最近、水をよく飲む気がする」
「トイレの量が増えた」
など、気になる変化があれば、どうぞお気軽にご相談ください。










































