犬の狂犬病と狂犬病ワクチン[2026.02.25]
飼い主さんが知っておきたい基本と重要ポイントをわかりやすく解説
狂犬病は、人や動物にうつる極めて怖いウイルス感染症です。感染すると治療法がなく、発症すればほぼ100%死亡するといわれています。世界の多くの地域で毎年多数の人が命を奪われている病気であり、予防対策が極めて重要です。
日本では1950年に「狂犬病予防法」という法律が定められ、犬の狂犬病予防対策は法律として義務づけられています。
この法律によって、日本国内での狂犬病の発生は1957年を最後に確認されていませんが、海外では依然として多く報告されているため、国内清浄国の地位を守っていく必要があります。
1.狂犬病ってどんな病気?
・狂犬病ウイルスはすべての哺乳類に感染します。
・感染した動物に噛まれるなどしてウイルスが侵入すると、やがて脳や神経に作用し、激しい症状が進行します。
・一度発症すると治療法がなく、ほぼ100%が死亡するとされています。
日本では1956年の発生以来、国内での発症は確認されていませんが、世界では今なお多くの人が命を落としています。
※このため国内でも予防対策が法律で義務づけられています。
2.なぜ犬へのワクチン接種が義務なの?
日本で狂犬病ワクチンを打つのは、
「犬だけでなく人の健康を守るため」です。
世界の感染例の多くは犬が関係しており、犬から人への感染が最も多いルートとされています。
そのため、日本でも犬の飼い主にワクチン接種と登録が義務付けられているのです。
3.犬の狂犬病ワクチンはどう受ければいい?
接種の対象
生後91日以上の犬は必ず接種が必要です。
接種の頻度
狂犬病ワクチンは年に1回の接種が義務です。
多くの自治体では毎年 4月~6月 の間に受けるよう呼びかけています。
登録と鑑札・注射済票
ワクチン接種と合わせて、次の点が義務です。
・犬を市区町村に登録(生涯1回)
・鑑札と注射済票を首輪等に装着して管理する
これらの義務を怠ると、法的に 罰金の対象 になることがあります。
4.ワクチンは安全?副作用はある?
国内で使われる狂犬病ワクチンは、不活化ワクチン(ウイルスの感染力を持たないもの)であり、感染の心配はありません。
まれに接種後に体調の変化が出ることがありますが、重篤な副反応は非常に稀で、獣医師と相談することで対応が可能です。
5.海外へ行くときの注意
海外に犬や猫を連れて行く場合、各国で異なる規定がありますが、
マイクロチップの装着や複数回の狂犬病ワクチン接種・抗体検査が必要な国があり、日本からの移動にも事前準備が必要です。
まとめ|飼い主さんが知っておくべきこと
・狂犬病は人も感染する怖い病気
・日本では国内発生がないものの、法律で犬へのワクチン接種が義務付けられている
・生後91日以上の犬は年1回の接種・登録・鑑札装着が必須
・猫は国内ではワクチン義務の対象外だが、渡航時には要確認
大切な家族であるワンちゃんを守ると同時に、人の健康を守るためにも、狂犬病ワクチンは毎年しっかり受けましょう。










































