猫の心筋症の治療と薬[2025.09.19]
はじめに
猫の心筋症は、犬で多い弁膜症と比べて治療の方法が限られています。
症状や進行度によって使う薬や管理法が異なります。
ここでは、猫の心筋症でよく使われる薬や治療について解説します。
治療の基本方針
- 無症状の場合:経過観察や定期的な検査が中心
- 症状がある場合:呼吸困難・胸水・血栓などへの対応が必要
- 重症の場合:救命処置や入院治療が必要になることもあります
猫の心筋症で使われる代表的な薬
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利尿薬
(例:フロセミド、トラセミド)
・肺水腫や胸水がたまったときに使う薬
・余分な水分を排出して呼吸を楽にする
・長期使用では腎臓への影響もあるため、定期的な血液検査が必要
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抗血栓薬
(例:クロピドグレル など)
・猫の心筋症で特に怖い合併症が「動脈血栓塞栓症(ATE)」
・血栓ができにくくすることで、足の麻痺や突然死のリスクを減らす目的で使われます
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血管拡張薬やその他の薬
・一部の症例では、心臓への負担を減らすために使われることがあります
治療中に大切なこと
・薬の自己判断での中止は危険:調子が良くても突然悪化することがあります
・定期健診での確認:心エコーや血液検査で、副作用や病気の進行をチェック
・症状の変化を伝える:呼吸数や食欲の変化、元気の有無などは治療の調整に重要です
まとめ
猫の心筋症の治療は、犬と比べて選択肢が限られていますが、利尿薬や抗血栓薬を中心に、その子の症状や進行度に合わせた管理が可能です。
「元気そうだから大丈夫」と思わず、定期的な検査と獣医師との相談が長く一緒に過ごすための鍵となります。










































