猫の慢性腎臓病とは?[2025.09.30]
はじめに
猫のシニア期にとても多い病気のひとつが「慢性腎臓病」です。
腎臓は「血液をろ過して老廃物を出す」「体の水分や塩分のバランスを保つ」など大切な働きをしています。
この腎臓の機能が少しずつ低下していくのが慢性腎臓病で、猫の健康寿命や生活の質に大きく影響する病気です。
猫の慢性腎臓病の特徴
・高齢の猫に多く、加齢とともに発症リスクが高まります
・進行はゆっくりですが、治る病気ではありません
・早期発見と進行を遅らせるケアがとても大切です
主な症状
初期はほとんど症状が出ないため、気づかれにくい病気です。
進行すると、次のような変化が見られることがあります。
・水をよく飲むようになった
・おしっこの量が増えた
・食欲が落ちる
・体重が減る
・毛づやが悪くなる
・吐くことが増える
診断の方法
・血液検査:腎臓の働きを示す数値(クレアチニンやSDMAなど)を調べます
・尿検査:尿の濃さ(比重)やタンパクの有無を確認します
・画像検査:腎臓の形や大きさをエコーで調べることもあります
治療と管理の基本
慢性腎臓病は治すことはできませんが、進行を遅らせ、猫が快適に過ごせるようにすることが治療の目的です。
・食事管理:腎臓に負担をかけにくい食事(療法食)が基本
・投薬:血圧を下げる薬や、タンパク尿を減らす薬が使われることがあります
・皮下補液:脱水を防ぐために、自宅で皮下点滴を行うケースもあります
・定期検診:病気の進行具合を把握し、治療を調整していきます
飼い主さんにできること
・定期的に健康診断を受ける
・食欲や体重、水の飲み方など日常の変化を観察する
・獣医師の指示に従い、療法食や薬を継続する
まとめ
猫の慢性腎臓病は高齢の猫にとても多い病気で、早期発見と日常のケアが健康寿命や生活の質を大きく左右します。
「最近水をよく飲むな」「体重が減ってきたな」と思ったら、早めに受診しましょう。










































