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ワンちゃんの熱中症 その②[2013.05.24]

熱中症になってしまったら、、、今回は応急処置についてです。

 

すぐに病院に連れてきていただくのが一番ですが、すぐに連れて行けない時はできるだけ早く体温を下げる事が応急処置になります。

 

・30分以上 暑い日差しのもとにいた

・車の中やケージの中など、閉め切った空間に10分以上入れていた

・緊張や興奮でハアハアしていて、それがずっと続いていた

 

などの状況では、どんなに元気そうに見えても熱中症を疑ってください。

 

口の粘膜(唇の裏側)や耳の先を触ってみて、いつもより熱いと感じるようならすぐに動物病院に連絡して、獣医師の指示を受けてください。

 

ワンちゃんの体温を下げるためにすぐにできる方法は、2つあります。

まずは、全身に水をかけて冷風で乾かす方法です。

 

適度にシャワーなどで全身を濡らしてから、扇風機やドライヤーの冷風で乾かすやり方がお勧めです。 ヒトの汗をかいた後に気化熱で体が冷えるのと同じく、ワンちゃんの体の表面の水分が乾く時には、熱も一緒に奪っていきます。

もしも、お家に霧吹きなどがあれば、できるだけ毛をかき分けて、皮膚に直接水を吹きかけるやり方もあります。

すぐに動物病院にいらしていただける場合は、上記のやり方で体を濡らしつつ、タオル等で軽く拭いて病院に向かってください。

 

もう1つの方法は、大きな血管を保冷剤等で冷やす方法です。

水で濡らすのと同時におこなっていただいてもかまいません。

 

首筋、脇の下、内股には大きな血管が通っていて、いずれも体の表面近くにあります。その位置に保冷剤を当てる事で、血管の中の血液を冷やす事ができ、内側から体の熱を下げる事ができます。

このとき保冷剤を直接皮膚に当て続けると凍傷を起こしてしまいます。タオルなどでくるんで使用してください。

 

以上の処置は応急処置ですので、必ず病院を受診してください。

 

■お問い合わせ

目黒区 l 碑文谷 l 動物病院 l アビス動物病院

東京都目黒区碑文谷2-10-21

03-6451-0801

 

 

 

 

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