犬・猫の心臓病と薬[2025.08.26]
はじめに
犬や猫の心臓病治療に欠かせないのが「薬」です。
ただ、「薬を飲み続けて大丈夫?」「副作用はないの?」といった不安を持たれる飼い主さまも少なくありません。
ここでは、犬や猫の心臓病でよく使われる薬の種類と、それぞれの役割・注意点をわかりやすく解説します。
心臓病でよく使われる薬の種類
1.ACE阻害薬
(例:エナラプリル、ベナゼプリル など)
- 血管を広げ、心臓への負担を減らす薬
- 腎臓機能に影響する場合があるため、定期的な血液検査が必要
2.利尿薬
(例:フロセミド、トラセミド など)
- 体にたまった余分な水分を尿として排出する薬
- 呼吸困難の改善に効果的
- 脱水や電解質異常(カリウム不足など)に注意が必要
3.強心薬
(例:ピモベンダン など)
- 心臓のポンプ機能をサポートする薬
- 心臓病治療の中心的存在
4.抗不整脈薬
- 心拍のリズムが乱れる場合に使用
- 種類が多く、犬猫の症状に合わせて処方される
その他の薬について
ここで紹介した以外にも、血管拡張薬や血栓予防薬など、症状や病気の進行度に応じて使われる薬はさまざまです。
その子の状態や検査結果によって、最適な薬の組み合わせを選んでいきます。
薬を飲ませるときの注意点
- 自己判断で中止しない
「調子が良さそうだから」と薬をやめてしまうと、急に症状が悪化することがあります。 - 飲み忘れに気をつける
一度忘れたからといってまとめて与えるのは危険です。必ず獣医師の指示を守りましょう。 - 副作用が疑われたら相談を
食欲不振、下痢、元気がないなどが見られた場合は、薬の副作用の可能性もあるため早めに受診を。
よくあるご質問
Q:薬は一生続けなければいけませんか?
→ 多くの場合、心臓病は完治ではなく「うまく付き合う病気」です。薬は長期的に必要になることが多いですが、病状に合わせて量や種類を調整していきます。
Q:サプリメントで代用できますか?
→ サプリメントは補助的に使うことはありますが、薬の代わりにはなりません。
まとめ
心臓病の犬や猫にとって薬は「症状を抑え、生活の質(QOL)を維持するための大切な手段」です。
ただし、薬の効果や副作用の現れ方には個体差があるため、定期的な検診と獣医師との相談 が欠かせません。
薬について不安や疑問があるときは、どうぞ遠慮なくご相談ください。










































