けいれんしたワンちゃん。脳出血。
2019.01.25
今回は、けいれんしたワンちゃんのお話しです。
12歳のコーギーさんで痙攣したとの事でした。痙攣には、泳ぐような動作をしたり、あしを突っ張るような
仕草をしたりと様々です。また、痙攣の原因も、頭が原因だったり、内臓が原因だったりとこれもまた様々です。
今回は、脳が原因の痙攣でした。
脳が原因の痙攣では、初めての痙攣が1歳から5,6歳ですといわゆる『てんかん(真性てんかん)』といって
MRIなどの検査しても異常がないことが多いです。
今回のコーギーさんは、初めての痙攣が12歳ですので、脳腫瘍や脳炎などの原因が頭をよぎります。
しかし!検査センターにお願いして検査してみると、脳出血でした!
脳腫瘍だと手術とか、脳炎であれば、内服でのコントロール、はたまた命に関わってきます。
脳出血もドキッとしますが、今回のような脳出血は、抗けいれん薬を使って一定期間コントロールし、
脳出血による影響がなくなれば、抗痙攣薬もストップできます。今回のコーギーさんは、今は
脳出血の後も綺麗になし、お薬なしで、痙攣もなしで過ごしています!
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