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症例コラム
症例コラム

胆嚢粘液嚢腫のわんちゃん

2021.08.20

吐き気があり、嘔吐を繰り返し、ぐったりしているとの事で、5歳のパグさんが来院されました。

諸々の検査をしたところ、胆嚢粘液嚢腫という事がわかりました。

胆嚢は、肝臓で胆汁という消化酵素を作り、貯めておく場所で、胆嚢から続く総胆管を通して、

十二指腸(小腸)に胆汁を流します。

胆嚢粘液嚢腫は、胆嚢内に粘液がたまり、胆嚢が大きくなった状態となります。胆嚢から胆汁がうまく、小腸に流れず、胆汁の鬱滞が起きてしまいます。

胆嚢粘液嚢腫は、シェルティ、コッカースパニエル、ミニチュア・シュナウザーなどで多いとされますが、そのほかの犬種でも見られます。

症状は、嘔吐や食欲不振、元気がない、黄疸など様々で、治療は内科と外科があります。胆汁がうまく流れない場合は、外科がメインとなります。

 

今回は、黄疸が出ており、検査を行ったところ、胆汁がうまく流れず総胆管の詰まりがあったので、(↓胆嚢の超音波写真)

 

 

 

 

 

 

 

 

手術を予定し内科療法を行ったところ、状態が改善したので、一旦退院しました。

しかし、将来的な再発リスクを考え、胆嚢摘出の手術を行いました。

術後は良好で、元気にお家に帰ってくれました!!

元気がない、食欲がないなど、何かありましたら、お気軽にご相談ください!!

 

■お問い合わせ

目黒区 l 碑文谷 l 動物病院 l アビス動物病院

東京都目黒区碑文谷2-10-21

03-6451-0801

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