股関節脱臼のわんちゃん
2024.12.17
先日、4歳のポメラニアン のワンちゃんが股関節脱臼で来院されました
**来院の経緯**
4ヶ月前に他の病院で股関節脱臼と診断され、整復処置を受けましたが、その後数回、再発を繰り返していました。現在は足かせ装具をつけ生活しており、股関節脱臼の再発を防いでいましたが、散歩やトリミングができない状態でした。手術を検討されており、セカンドオピニオンを求めて当院に来院されました。
**診察と検査**
来院後、診察を行い、股関節脱臼の状態を詳しく確認しました。股関節脱臼の背景に股関節形成不全があることが判明し、通常よりも脱臼しやすい状況にあることが分かりました。
**治療方針**
手術を希望されたため、整形外科専門の先生に来てもらい、手術を実施することとなりました。股関節脱臼は脱臼の方向によって術式が異なりますが、今回は「トグルピン法」と呼ばれる手法を用いて手術を行うこととなりました。
**手術**
手術は無事に終了し、合併症もなく、元気に退院してくれました!!!
術後は、絶対的な安静が必要ですが、その後再び歩けるようになりました!
**まとめ**
この症例は、股関節形成不全が背景にある場合の股関節脱臼の治療の一例です。適切な診断と手術により、再発を防ぎ、生活の質を向上させることができました。今後も定期的なフォローアップを行い、健康状態の維持に努めていきます!!
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